National Gallery of Art, District of Colombia (Washington D.C.)
私がここへ行くことになったのは今年の夏。ワシントンDC滞在中に前日に急に予定が空き、私は迷わずスミソニアン博物館群の一つであるナショナル・ギャラリー・オブ・アート行きを決めました。
アメリカで美術館行けるなんて夢にも思ってなかったので、美術館に関する予備知識はゼロ。でも美術大好き。そんな私がここで過ごした(たったの)3時間で決めた、個人的に行ってよかった見どころランキングを作ってみました!
私もアートファンとはいえ知らないことも多いので、「わりと美術に興味ある専門外の人」のレビューとして読んでいただければ幸いです。「え、それ?!」と思われるかもしれませんが、あしからず。
西館と東館の間の通路。胸が高鳴ります…
▪️ナショナルギャラリー見どころランキング
3.ジャコメッティの部屋
今年夏に東京にも来てたジャコメッティ。細長い彫刻の人です。ナショナルギャラリーでは、廊下にもいます。アメリカの美術館では作品と一緒に写真も撮れるし、うんと間近で見ることができるのも素晴らしいですね〜。
他にも西館に行くと彫刻もいっぱいあります。見逃さないで!
2.レンブラントの部屋
西館の入り口近く。私はこの部屋から入りました。暗い背景の肖像画にズラッと囲まれるのは、息を呑むほどの圧巻。普段あまり絵を見ない方でも、迫力を感じることでしょう。
1.モディリアーニの部屋
東館のインフォメーションから入ったところにいきなりあります。私はここで初めてモディリアーニに出会いました。この魅惑的な色、表情。ぐるりと作品に囲まれて浸ることができます。
他にもロスコの展示とかありますが、ロスコってなんか変に有名なんですよね。「…これ?フーン」て感じのお客さんが大勢いて、なんかちょっと作品がかわいそうでした…(笑)ちなみにロスコの展示は見つけづらかったです。インフォメーションのお姉さんにRothkoは?と聞いてみてください。
■ おススメの回り方
(1) 普段美術館にあまり行かない人(時間がない)の場合
「〇〇が有名らしいから、とりあえずそれだけ見て行く」
フェルメールとダビンチだけ見て帰った人がいましたが、「えー、これだけで帰っちゃったんだ…」と残念な気持ちになりました。
だって「どれが名画?」って聞かれたって、全部名画だよ?
その画家の作品がすでに好きであれば別ですが、なんか聞いたことある名前だから見てみようって感じであれば正直他のスミソニアンをオススメします。色々勿体無いです!てか、そういう方にはDCの他の博物館の方が絶対面白いですから。(私は行けませんでしたがものすごく行きたかったです…)同行者と意見が割れたら一旦解散しましょう。DCでの時間が勿体無いですからー!!
(2) 普段美術館にあまり行かない人(時間はある)の場合
DCでこんな人あんまりいないと思うんですが、一日ゆっくり回ってみてください。より有名な絵が多い西館は東館に比べると混んでいますが、色々な絵を一気に見れるのでおすすめです。たくさんの名画を見て、自分のお気に入りを決めて、画家の名前を憶えて帰ってくださいね!そして日本にその展示が来たら行けばいいじゃない。贅沢ー!お子さんを連れてこられたらきっと幸せだろうな~。
ちなみに私は幼少期に限られた時間でルーブル美術館を駆け回った思い出があるのですが、自分が目当てとしていたモナリザよりもドラクロワの大作に圧倒されてファンになりました。
(3)そこそこ美術好きな人(時間がない)の場合
ワシントンのナショナルギャラリーは、名作が突然現れてアート好きには大変心臓に悪い場所です。私も正直今回は短時間で心臓のドキドキの方が勝ってしまい、作品をじっくり味わう余裕はほとんどありませんでした。なのでこれから行かれる方はぜひ、どんな作品があるかの下調べを(笑)
(4) そこそこ美術好きな人(時間がある)の場合
おめでとうございます。2,3日はこのギャラリーで過ごしてください…!
私のおすすめは開館直後の東館(近代アート)。とっても空いていて、モディリアーニやモネが独り占めできます…お昼頃になるにつれてどこも混んでくるので、目当てがあるなら開館直後にGO!
では、楽しいDC旅行を!